DEAD SLOW ACT-Toshiki Kajiwara

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大分県テスターの梶原です。
今回は少し前7月のデッドスローアクトを使った釣行のお話しをさせて頂きたいと思います。
まずはデッドスローアクトのご紹介から。
デッドスローアクトはオフセットリップタイプのフローティングミノー。145mmと125mmの2タイプがあり、それぞれウエイトは22gと28g。
フローティングミノーですから、私のように河川のシャローをメインで釣行されるような方は様々なシーンで使えるミノーとなるかと思います。
タングステンの重心移動且つ自重もあるミノーですから、しっかりと飛距離が確保されております。
アクションはヌメヌメとした艶めかしいウォブンロールアクションでターゲットを魅了。
私個人で出番が多いのが季節的には秋~冬。パターンで言えばコノシロパターンや落ち鮎パターン。
勿論他にもボラ喰ってるようなシーンでも使用しています。
使い方としてはルアーの名前の通りにデッドスローで流すドリフトで使うことが個人的には一番オススメです。
例えば秋の落ち鮎パターンに於いては私が良く足を運ぶフィールドは上流の激流エリアでは流れが非常に速く、ウエイトの軽いミノーではサッと表層を流されてしまい、バイトチャンスを逃してしまうことやミスバイトになってしまうことが往々にしてあります。
そんな状況下に於いてデッドスローアクトはその自重を活かし、流される速度を落とすことができる、これは強みです。
換言すれば、ウエイトがある分バイトゾーンで少し長くルアーをとどめておくことが可能であるということ。
僅かな違いなのであるが、この違いは実は大きい。
落ち鮎パターンではまた動き過ぎないアクション、流れの中で暴れないことが重要。
これらの条件をデッドスローアクトは満たしてくれるから僕はよく使用する理由となります。
先述したのは落ち鮎パターンの例となりますが、今回は7月の雨後の話し。
この釣行の前日纏まった降水があり、平常時より増水した河川。
水温を加味し、私がホームとする大野川の上流エリアシャローへと深夜エントリー
増水に伴い流れの速さもかなりのもので、通常はこの時期イナッコがメインベイトなのですが、この日は恐らく雨で流されてくる淡水ベイトがメインになると予測
流れが速い為に、軽量ミノーでは一瞬で表層を流されてしまうような状況。
水の流れは表層が一番速い。
しかし、濁りも入ったこの雨後はシーバスのプレッシャーも下がり、表層を意識していることは明らか。
そこで、私はデッドスローアクト145で一枚下のレンジを狙う。
表層は速く、一瞬で流されてしまいますから、一枚下のレンジを狙うこと、また自重のあるデッドスローアクトでバイトゾーンにルアーを少しでも長くルアーをとどめることで、バイトを取ろうと考えたのです。
この選択は正解でこのポイント内に存在するピンにルアーを送り込むと激しいバイトを引き出せたのです。
流れの速さも重なり、非常に良いファイトを見せてくれた魚は上げてみれば、ランカー手前の79cm。
この時期にこのサイズは結構上出来と言えるサイズ。

デッドスローアクトの実力を示す良い魚を獲れたと思います。
恐らく、淡水ベイトを捕食していたと思われ、145mmというサイズ感にも平然と喰ってきたと思われます。
徐々に気温も下がり、少しずつ秋めいてきたフィールド。今後秋から晩秋にハイシーズンを迎える地域も多いと思いますので、その際に是非デッドスローアクトを使ってみて下さい。

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